▼アラジンの指輪
これだけ話すと、魔術師は自分の手から指輪を抜き取り、アラジンの指にはめながらこう言った。「この護符は、あらゆる邪悪からお前を守ってくれる。お前が私に従うかぎりはな」
――アラビアン・ナイト

▼クルーグの護符
ウルザが最初に得た盟友の中に、クルーグの街の人々がいた。ウルザは友好のあかしとして、街の治療師たちに強力な護符を贈った。以降、癒しを求めて何千もの人々がクルーグへ旅した。

▼終末の時計

▼アシュノッドの戦具
なぜアシュノッドが彼女の敵からだけでなく、味方からも恐れられていたのか、この発明を見れば理由がよくわかるだろう。

▼破城槌 [はじょうづち]
ミシュラが敗れる頃には、壁にばかり頼る愚かな魔法使いはいなくなっていた。

▼サルディアの巨像
サルディアの山々より、太古の破滅が目を覚ます。石の子宮より生まれし戦士が。

▼呪われた拷問台
アシュノッドは多くの拷問技術を考案した。それらは犠牲者が、たとえ何マイルの彼方にいようとも、最後の日が来たように慈悲を乞うほどのものであった。

▼踊る円月刀
敵から敵と陽気に飛び回りながら、円月刀はその動きに、おどけた小さな回転を加え始めた。それどころか、宙返りまで何度もやってみせたのだ。

▼悪魔の機械
「我々のバリスタが何発もあの化け物に命中したが、歯車は回り続け、それにつれて我らの希望も潰えた」
――セブティ・ムクル「アルスールの失墜」

▼ドラゴン・エンジン
クルーグの街がミシュラの軍勢の手に落ちないと信じていた人々は、ミシュラの戦争機械軍団の実力をまったく過小評価していた。

▼友なる石
「お前は、私が手に入れられない何を持っているのだ?」
――“偽善者”メアシル
▼ぶどう弾カタパルト
最新の研究によれば、これらはウルザとミシュラの師匠に当たるトカシアの手になる発明で、兄弟の双方ともが使役したという。

▼象牙の塔
象牙の塔の住人たちは、何にも増して学識を重んじ、知識のために力を犠牲にする者に褒美を与える。

▼ジャンドールの鞍袋
旅の間、毎日ジャンドールが鞍袋を開けるたび、そこには、羊肉やマルメロの実から、チーズ、ナツメヤシ、ワインまで、ありとあらゆる種類の、おいしく、滋養に富んだ食料が詰まっていた。

▼石臼
ひとりならぬ魔術師が、石臼の無慈悲な挽き音によって狂気に追いやられた。

▼黒曜石のゴーレム
足の石をば踵石につなげ、踵石をば腿石につなげ......
――工匠小唄

▼オニュレット
若き日のウルザに創造の霊感を与えた、トカシアのオニュレットには、機能を止めたあとほかの目的に役立てられる、魔法のエキスが封じ込められていた。

▼羽ばたき飛行機械
多くの学者が信じる説によれば、この羽ばたき飛行機械こそ、ウルザが機械生命に挑戦した最初の試みの結果であるという。恐らく、トカシアの見習いであった青年時代に作られたのだろう。

▼タウノスの武具
戦争機械の維持費がかさみすぎるようになると、タウノスの武具がそれらに取って代わった。

▼拷問台
拷問台は若き日のミシュラが発明したもので、かっては彼の偉業の中でもっとも恐れられていた。

▼トリスケリオン
タウノスの頭脳が生んだトリスケリオンは、のちに多才で有用であることが明らかになった。

▼ウルザの報復者
単一の機能だけで満足することができず、ウルザは一にして可変なる存在を作り出した。

▼槍の壁
一握りの槍兵、それも農民あがりの者たちばかりによって、暴れ狂うワーム三匹が撃退された。このサリンスの戦いのあとでは、もっとも頑迷な将軍たちさえ、自身の戦術を考え直さざるをえなかった。

▼ヨーティアの兵
クルーグは、その防衛軍のほとんどがウルザのもとにいた間に破壊された。これを知ったウルザは、今後はたとえ遠方の都市を包囲している間であっても、自分の同盟者たちに故郷の防衛は心配させないと誓った。

▼露天鉱床
それ以前の戦いとは異なり、ウルザとミシュラの戦いでは、ドミニアそのものさえも戦争の犠牲となった。